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人事部門におけるkintoneの活用方法:採用からエンゲージメント向上までを支える基盤構築

はじめに:戦略人事への変革を阻む「事務作業の泥沼」

現代の企業経営において、人事部門は単なる「人手の管理」に留まらず、「企業価値を高める戦略的な人材開発」へと役割が変化しています。しかし、多くの人事担当者は、以下のような定型的な事務作業に忙殺され、戦略的な業務に時間を割けずにいます。

1. 煩雑な採用プロセス管理:応募者情報、選考状況、面接官の評価などがExcelファイルやメールに分散し、採用の進捗状況が不透明になる。
2. 社内手続きの非効率:入社・退社手続き、異動申請、評価フィードバックなどが紙やメールベースで行われ、ミスの発生源となっている。
3. 従業員データの分断:組織図、スキル、評価、研修履歴といった人材データがバラバラに管理され、戦略的なタレントマネジメントに活用できない。

これらの課題を解消し、人事部門を真の「戦略人事」へと変革させるためのデジタル基盤として、kintoneが注目されています。

採用業務を効率化:スピーディな採用プロセスを実現

採用競争が激化する現代において、応募者へのスピーディかつ丁寧な対応は企業イメージに直結します。kintoneは、煩雑な採用管理プロセスを可視化し、採用のスピードと質を向上させます。

事例1:採用活動の一元管理

kintoneでの解決:「採用選考管理アプリ」を構築し、応募者の基本情報、選考フェーズ(書類選考、一次面接など)、面接官の評価コメント、合否判定までを全て一元管理します。

導入メリット:
進捗の可視化:採用チーム全員が最新の選考状況をリアルタイムで把握でき、担当者間の情報共有がスムーズになります。
評価基準の統一:面接評価をkintone上で統一フォーマットに入力させることで、評価のバラつきを抑え、客観的な採用判断を支援します。
応募者対応の迅速化:選考状況に基づき、次のアクション(連絡、面接設定)が自動通知されるため、対応の遅延を防ぎ、優秀な人材の囲い込みに貢献します。

従業員満足度(ES)とエンゲージメントを高める基盤構築

人事部門の重要なミッションの一つは、従業員が能力を最大限に発揮できる環境を提供することです。kintoneは、従業員とのコミュニケーションやデータ管理を効率化し、エンゲージメント向上を支えます。

業務負荷を軽減し、戦略的な人事へ

kintoneでの解決:
「人事評価アプリ」:評価シートのデジタル化と承認フローの自動化。評価の履歴を蓄積し、客観的な昇進・昇格判断の材料とします。
「社内研修管理アプリ」:研修参加履歴や習得スキルを一元管理し、必要な人材育成計画の立案に役立てます。
「社内アンケートアプリ」:エンゲージメント調査やストレスチェックなどのアンケートをkintone上で実施し、結果の自動集計とグラフ化により、即座に分析・施策立案に移行できます。

導入メリット:
データ活用:従業員のスキル、評価、研修履歴などの人材データを統合的に分析し、適材適所の人員配置や後継者育成(タレントマネジメント)といった戦略的な意思決定を支援します。
社内手続きの簡素化:従業員自身が各種申請をkintoneから行えるようになることで、人事部門の事務処理工数を大幅に削減し、社員の利便性も向上します。

kintoneが実現する「戦略人事」への転換

人事部門が日常的なルーティンワークから解放され、データを活用した戦略的な業務に時間をシフトできることこそが、kintone導入の最大の価値です。

従業員体験(EX)の向上:入社時の手続き(オンボーディング)をkintone上でスムーズに行うアプリを構築することで、新入社員の体験を向上させ、早期離職を防ぎます。

組織風土の改革:kintoneのスペース機能やコメント機能を活用し、部署や役職を超えたオープンなコミュニケーションを促進し、心理的安全性の高い組織風土の醸成をサポートします。

まとめ:人事の「時間」を会社の「未来」のために

人事部門の抱える「事務作業の泥沼」は、kintoneの導入と適切なアプリ設計によって必ず解消できます。採用、評価、育成、エンゲージメント向上といった全てのプロセスを一元化し、データを戦略的に活用する基盤を構築することが、これからの人事部門の責務です。

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