はじめに:請求・入金管理が抱える「手作業」と「ミスの温床」
企業の資金繰りにとって、請求・入金管理の正確性とスピードは不可欠です。しかし、この業務がアナログに依存していると、以下のような深刻な課題が発生し、企業の信用と財務に影響を与えます。
1. ミスの発生源:受注情報から請求書への転記ミス、入金データの照合ミスなど、手作業によるミスが収益機会の損失や、顧客とのトラブルにつながる。
2. 煩雑な消込作業:銀行の入金明細と請求データを手作業で照合(消込)する作業に膨大な時間がかかり、経理部門の負荷が高い。
3. 回収漏れリスク:請求済みの未入金案件のフォローアップが遅れ、売掛金の回収が遅延したり、回収不能リスクが高まったりする。
kintoneは、これらの課題を解消し、「受注から請求、入金、そして未収金の督促まで」の一連のフローをデジタルでシームレスに連携させます。

請求業務のミスの大半は、受注情報や契約情報から請求書フォーマットへの「転記作業」で発生します。kintoneは、この転記作業を排除します。
• kintoneでの解決:
◦ 受注・契約アプリ: 顧客名、請求額、支払条件、請求日などの情報を正確に記録します。
◦ 請求書アプリ:受注・契約アプリのレコードから、必要な情報をルックアップ機能やプラグインを使って自動で引き継ぎ、請求データを作成します。
◦ 帳票出力連携:作成された請求データに基づき、外部連携サービスを使って、企業の指定フォーマットの請求書PDFを自動で生成・発行します。
• 導入メリット:
◦ 転記ミスの撲滅:人為的なミスがなくなり、請求の正確性が担保されます。
◦ 請求業務のスピードアップ:請求書作成にかかる時間が大幅に短縮され、締日直後の集中業務を平準化できます。

入金管理で最も時間がかかるのが、銀行口座の明細と請求データを照合する「消込」作業です。kintoneは、この作業をデジタルで支援します。
1. 入金実績の取り込み:銀行の入金明細データ(CSVなど)を「入金管理アプリ」に定期的に取り込みます。
2. 請求データとの連携:入金管理アプリと請求書アプリを連携させ、「金額」「顧客名」「入金予定日」などの情報に基づき、入金レコードと請求レコードの自動照合(消込)を試みます。
3. 差異の見える化:自動消込ができなかったレコード(例:入金名義が異なる、一部入金)のみを手動で確認するワークフローを構築します。
• 導入メリット:
◦ 消込作業の時間削減:ほとんどの消込作業が自動化されるため、経理担当者は例外的な処理に集中できます。
◦ 未入金リスクの早期発見:どの請求が未入金であるかがリアルタイムで明確になり、売掛金残高を常に正確に把握できます。

未入金のフォローアップが遅れることは、貸倒れリスクに直結します。kintoneは、未収金フォローを自動化・仕組み化します。
• 自動リマインド:請求書アプリ内の「入金ステータス」が「未入金」のままで、かつ「入金予定日」を過ぎたレコードに対し、営業担当者や経理部門に自動で督促通知を送る仕組みを設定します。
• フォロー履歴の記録:督促の電話やメールといったフォローアップの履歴を、請求レコード内のコメント欄に記録することで、誰がいつ、どのようなアクションを取ったかを組織内で共有できます。
kintoneを活用した請求・入金管理は、手作業を徹底的に排除し、ミスのない正確な業務をスピーディに実現します。これにより、経理部門は単純な事務作業から解放され、資金繰りの予測や与信管理といった、より戦略的な財務管理に注力できるようになります。
「現在の請求書フォーマットをkintoneで再現できるか」「外部の会計ソフトと連携できるか」といったご要望も、kintoneの柔軟なカスタマイズと連携ノウハウで実現可能です。
正確でスピーディな請求・入金管理を通じて、貴社のキャッシュフロー安定化をご支援いたします。
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