kintone(キントーン)は、ノーコード・ローコードで業務アプリを作成できるクラウドサービスですが、JavaScriptやAPIを利用したカスタマイズを行うことで、さらに柔軟な業務システムを構築できます。
しかし、「kintone開発を始めるには何が必要なのか」「どのような環境を準備すればよいのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。
本記事では、kintone開発に必要な環境や事前準備、開発環境の構築手順、効率よく開発するためのポイントまで、初心者にも分かりやすく解説します。

kintone開発環境とは、JavaScriptやCSSによるカスタマイズや、REST APIを利用した連携機能を開発・検証するための環境です。
標準機能だけでも多くの業務を効率化できますが、独自の入力チェックや画面のカスタマイズ、外部システムとの連携などを実現するには開発環境の準備が欠かせません。
開発環境を整えることで、本番環境へ影響を与えることなく機能の検証やテストを行えるようになります。

kintone開発を始める際は、以下の環境を準備しておきましょう。
まずは開発や検証を行うためのkintone環境が必要です。
本番環境とは別に、開発・検証専用のアプリや環境を用意しておくことで、誤操作によるデータ破損や業務への影響を防ぐことができます。
可能であれば、開発・検証・本番を分けて運用すると安全です。
JavaScriptカスタマイズを効率よく開発する場合は、Node.jsの導入がおすすめです。
Node.jsを利用すると、npmによるライブラリ管理やビルドツールの利用、TypeScriptの導入など、効率的な開発環境を構築できます。
JavaScriptやCSSを編集するためのエディタも必要です。
代表的なエディタには以下があります。
●Visual Studio Code
●WebStorm
●Sublime Text
特にVisual Studio Codeは無料で利用でき、拡張機能も豊富なため、多くのkintone開発者に利用されています。
複数人で開発する場合は、Gitを利用したバージョン管理がおすすめです。
過去の変更履歴を管理できるため、不具合が発生した際にも以前の状態へ戻しやすくなります。

開発環境は次の流れで構築するとスムーズです。
まずは検証用のアプリを作成します。
本番アプリを直接編集するのではなく、コピーしたアプリやテスト用アプリを利用すると安心です。
Node.jsをインストールすると、npmコマンドが利用できるようになります。
ライブラリ管理やビルド環境の構築が容易になるため、JavaScriptカスタマイズではほぼ必須といえるでしょう。
プロジェクトごとにフォルダを作成し、
●JavaScript
●CSS
●画像
●設定ファイル
などを整理して管理します。
ファイル構成を統一しておくことで、保守性も向上します。
作成したJavaScriptやCSSは、アプリのカスタマイズ設定からアップロードして反映します。
反映後は、実際にレコードの追加・編集・一覧画面などで動作確認を行いましょう。

テスト環境で十分に動作確認を行ってから本番へ反映できるため、トラブルを防ぎやすくなります。
Node.jsやGitを利用することで、コード管理やライブラリ管理が容易になり、開発スピードが向上します。
ソースコードを整理し、変更履歴を管理しておくことで、将来的な機能追加や修正にも対応しやすくなります。

誤って本番データを変更しないよう、必ずテスト環境で十分な検証を行ってから公開しましょう。
API連携を行う場合は、APIトークンをソースコードへ直接記述しないなど、セキュリティを考慮した管理が重要です。
複数人で開発する場合だけでなく、自分自身が後から修正する場合でも、コメントを残しておくことで保守性が高まります。
kintone開発を始めるためには、開発用のkintone環境に加え、Node.jsやソースコードエディタ、Gitなどを準備しておくことで、効率的かつ安全な開発が可能になります。
また、本番環境とは別に開発・検証環境を用意し、十分なテストを行ってから反映することが、安定したシステム運用につながります。
まずは基本的な開発環境を整え、小規模なJavaScriptカスタマイズから始めて、徐々にAPI連携や高度なカスタマイズへとステップアップしていくことがおすすめです。
kintoneアプリの開発・カスタマイズに関するご相談・ご質問などお気軽にお問い合わせください