コラムCOLUMN

kintoneでできることとは?
機能や特徴を紹介

kintone(キントーン)とは、サイボウズ株式会社が提供する、企業の基幹システムや業務システムを手軽かつスピーディーに開発することができるノンプログラミング開発プラットフォームです。2011年に提供を開始して以来、2020年12月時点で導入社数は国内の1.8万社にも上る、有名なツールです。そのkintoneをこれから導入する場合には、kintoneでできることや機能や特徴を知りたいとお考えでしょう。
そこで今回は、kintoneとは何か、そして特徴やメリットをご紹介します。

kintoneとは

kintoneとは、プログラミングなしで、誰もが手軽に業務アプリを開発できるクラウド型のプラットフォームです。

サイボウズ社の発表しているデータによると、kintoneの売上は年々順調に伸びており、導入担当者の部門内訳は2020年12月時点で非IT部門が93%、IT部門が7%となっています。業種はもちろん、どのような部門や仕事内容でも利用しやすいツールと言えます。

kintoneを使えば、業務内容に適した基幹システムや業務システムをプログラミングせずに開発できます。例えば、顧客管理や案件管理、勤怠管理、日報、経費精算、問い合わせ管理など、多岐に渡るシステムが開発できます。

【関連ページ】kintoneとは?料金体系や他ツールとの比較

kintoneの特徴

ここで、kintoneの特徴を具体的にご紹介します。

●ドラッグアンドドロップで簡単かつスピーディーにシステム・アプリを開発できる
kintoneが、簡単にアプリ作成できるのは、ドラッグアンドドロップで、直感的・視覚的に操作を行うことができる点が理由の一つです。自社で一からシステム開発を行う場合、プログラムなどの専門知識を有する人員確保が必要です。またシステム開発会社に委託する場合にも、費用が高額になりがちで、設計・開発に膨大な時間もかかります。
kintoneであれば、誰でも簡単にノンプログラミングで、最短3分で必要な業務システムが開発できます。

●システム開発のコストを抑えることができる
コストを抑えることができるのもkintoneのメリットです。通常のシステム開発は高価ですが、kintoneは月額858円(税込)で利用することができ、アプリの追加を画面上で自由に自分で行うことができます。

●既存の基幹システムとkintoneとを柔軟に連携することが可能
APIを使用することにより、既存の基幹システムとkintoneを連携させることができるので、業務効率化につながります。

●高度なカスタマイズが可能
kintoneで作成したアプリは、JavaScriptやプラグインによってカスタマイズし、必要な機能を追加することができます。例えば、ガントチャート表示やGoogleMapの表示などの機能を追加するなど、高度なカスタマイズが可能です。

●モバイル最適化によりモバイルでも操作が可能
kintoneで作成したアプリは、自動的にスマートフォンやタブレット向けに最適化されます。そのため、外出先やテレワークなどの際も、モバイル端末から情報登録や各種操作をスムーズに行うことができます。

●コミュニケーション機能もある
kintoneには「スペース」と呼ばれるコミュニケーションの場が用意されています。プロジェクトやタスクを進行する際に必要となる、さまざまなやり取りを集約することができます。スレッドを立て、見やすく整理された環境下でのコミュニケーションが可能です。

kintoneを導入するメリット

kintoneを導入することにより、主に、次のようなメリットが得られます。

●オンプレミスと比べて安価かつスピーディーにシステム開発が可能
kintoneの一番の特徴である、簡単に誰でも業務システムが作成できることは、一番のメリットと言えます。膨大な開発費用や時間がかかるところ、kintoneであればコストを抑えてスピーディーかつ手軽に実施できます。

●既存ツールよりも管理・コミュニケーション面で有用
既存の業務システムやExcelでの管理と比較して、kintoneで作成したシステムやアプリは、プロセス管理が簡単に行えるほか、コミュニケーションや情報共有が同時にできるメリットがあります。

●業務のテレワーク化を後押し
kintoneは、クラウド型サービスであるため、モバイル対応も可能です。昨今の働き方改革や新型コロナウイルス感染症拡大を背景に急速に進められているテレワーク化も後押しします。

業種別kintoneでできること

kintoneは様々な業種で活用されており、業種によって使い方も色々とあります。
ここではkintoneでできることを業種別に紹介します。

【製造業】kintoneでできること
kintoneで生産の進捗状況を製品・顧客別に管理することで、営業と生産管理の両方で作業の進捗状況を把握することができます。製品の進捗状況を見ながら納期管理を行うことができるので、社内の連携がよりスムーズになります。
製造業のkintoneシステム開発例

【建設業】kintoneでできること
kintoneでは工事の日程管理や施主、設計会社などの担当情報、建物の物件情報などを一元管理することができ、kintone上で過去の類似の工事情報もすぐに探すことが可能です。また、建設業独特の改装見積書作成をkintoneで自動化することで、大量のExcelファイルのチェック時間の削減につなげることができます。
建設業のkintoneシステム開発例

【運輸業】kintoneでできること
kintoneのスケジュール管理機能ではアプリ上でスケジュールの共有ができるので、社外に出ているドライバーはスケジュール変更の連絡をすぐに受け取ることが可能です。また、車両管理機能を使うことで、車両ごとに異なる点検日や保険の契約期限を一括で管理することができます。
運輸業のkintoneシステム開発例

【不動産業】kintoneでできること
kintoneを利用することで、不動産管理の煩雑な受発注のやり取りを効率化することができます。また、オーナーと入居者を管理する機能や地主と用地を管理する機能などもあり、属人化しがちな不動産業務の改善を行うことができます。
不動産業のkintoneシステム開発例

まとめ

kintoneは、業務システムやアプリを簡単かつスピーディーに開発できる便利なプラットフォームです。業種・業界、仕事内容問わず有効なツールと言えます。

一方で、kintoneの導入をサポートしてほしいという方や、kintoneのアプリ開発を外部委託したい、高度なカスタマイズを依頼したいといった方もいらっしゃるかと思います。
その際は、システムクレイスが導入支援やアプリ開発をお手伝いする「kintoneアプリ開発・導入支援サービス」をぜひご利用下さい。

詳細は、「kintoneサービスのご紹介資料」をご確認ください。

kintoneサービス紹介資料

お問い合わせ

kintoneアプリの開発・カスタマイズに関するご相談・ご質問などお気軽にお問い合わせください