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kintoneのおすすめな有料プラグインを紹介

kintoneを導入したものの、「もっと便利に活用したい」「カスタマイズが難しくて活用しきれていない」と感じている方は少なくありません。実際、多くの企業では、kintoneの基本機能だけでは業務改善に限界を感じ、有料プラグインを組み合わせることで、業務の効率化や担当者依存の解消を実現しています。とはいえ、プラグインの種類は多岐にわたり、「どれを選ぶべきか」「どこから導入すればいいのか」と悩むケースも珍しくありません。

この記事では、押さえておきたいkintoneプラグインの選び方、導入によって得られる効果、そして特におすすめの有料プラグインを厳選して紹介します。せっかく導入したkintoneも、プラグインを活用しなければ“未完成のまま”業務改善が止まってしまう可能性があります。最適なプラグイン選定は、kintoneの可能性を最大限に引き出し、業務効率化と組織全体の生産性向上を後押しする重要なステップです。この記事を通じて、あなたの現場にぴったりのプラグインを見つけ、kintone活用の次なるステージへ進んでいきましょう!

なぜ「有料プラグイン」が必要なのか

近年、多くの企業が業務アプリ開発の現場でkintoneを導入し、ノーコードの手軽さを活かして業務効率化を図っています。しかし、いざ運用を始めてみると「もう一歩の機能が足りない」と感じる場面が少なくありません。例えば、一覧画面をもっと自由に並び替えたい、データ入力ミスを防ぎたい、条件に応じた自動通知を設定したい——こうした細かな業務ニーズには、kintoneの標準機能だけでは対応しきれないことが多いのが現実です。

そんな時に頼りになるのが、”有料プラグイン”です。

プラグインは、kintoneの標準機能を手軽に拡張できる追加ツールで、プログラミング不要・画面上の操作だけで設定できるのが魅力です。多くの製品はサブスクリプション(月額制)で提供されており、ゼロからシステム開発を行う場合と比べて、費用も導入期間も大幅に抑えることができます。

有料プラグインを導入する最大のメリットは、「開発スピードの短縮」と「運用工数の削減」です。

特にプロジェクトマネージャーにとっては、要件変更が発生するたびにエンジニアがコードを書き換える必要がなくなることで、開発リスクと手戻り工数を大幅に低減できます。さらに、有料プラグインには多くの場合、開発元のサポートが付いているため、万が一のトラブル時も安心です。

kintoneとプラグインの組み合わせは、「内製の柔軟さ」と「外部製品の完成度」の良いとこ取り。

現場の担当者にもPMにも負担をかけず、スピーディーかつ安全に業務改善を進めるための、実用的かつ現実的な選択肢です。あなたの現場課題も、プラグインの力を借りれば驚くほどスムーズに解決へと近づくはずです。

kintone有料プラグインの選び方ガイド

kintoneの有料プラグインは数多くリリースされていますが、目的を明確にしないまま「便利そうだから」と導入してしまうと、コストだけが積み上がり、業務改善どころか管理工数の増大という本末転倒な結果になりかねません。

特にプロジェクトマネージャーとしては、効果的なプラグイン選定が業務効率化の成否を左右します。選び方のポイントは、以下の3つです。

① 現場課題への的確な解決策となるか?

「便利そう」「人気だから」という印象だけで選ぶのはNGです。まずは現場の抱える具体的な悩みや課題に向き合い、それに直結した機能を持つプラグインを選びましょう。

たとえば、入力ミスが頻発しているなら入力補助系、情報共有が遅いなら通知・自動メール系など、課題ベースで選ぶことが成功の第一歩です。

② 保守性とサポート体制の確認

プラグインは開発元によって品質やサポートの手厚さが大きく異なります。導入前に以下のポイントは必ず確認しましょう。

・問い合わせサポートが受けられるか
・kintone本体のバージョンアップに迅速に対応しているか
・定期的な更新やメンテナンスが行われているか

この確認を怠ると、いざという時にトラブル対応が後手に回り、現場に混乱を招くリスクがあります。

③ 導入コストと業務改善効果のバランス

プラグインの多くは月額数千円〜1万円前後のライセンス費用がかかります。

ですが、費用だけで判断するのではなく、「プラグイン導入で削減できる時間」や「ミス防止による業務品質の向上」を数値化し、投資効果をシミュレーションすることが大切です。

例えば、月5時間の作業が自動化されれば、時給換算で十分に元が取れるケースも多くあります。

プロジェクトマネージャーの役割は、kintone導入後の業務フロー全体を俯瞰し、「どこまで自動化・効率化すれば最も成果が出るか」を見極めたうえで、最適なプラグインを選定すること。

事前の検討をしっかり行えば、kintoneのポテンシャルを最大限に引き出し、チーム全体の生産性を大きく高めることが可能です。

現場で役立つ!おすすめkintone有料プラグイン5選

kintoneは、ノーコードで業務アプリを簡単に構築できるクラウドサービスとして、多くの企業で活用されています。標準機能でも十分に実用的ですが、さらに業務の効率化を図り、現場のさまざまな課題を解決するためには「有料プラグイン」の活用が非常に効果的です。ここでは、特に現場で役立つ5つのkintone有料プラグインを厳選してご紹介します。

① カレンダーPlus

標準のkintoneカレンダーでは表現が難しい複雑な予定やタスクも、カレンダーPlusを導入することで、視覚的かつ柔軟に管理できます。タスクの色分けや繰り返し予定、期間をまたぐ案件の管理が直感的に行え、特にチーム単位や部署横断でのスケジュール調整に強みを発揮します。進捗状況が一目で把握できるため、タスク漏れや重複防止にも効果的です。

② ガントチャートプラグイン

kintoneアプリのレコードをガントチャート形式で表示し、プロジェクト管理を効率化するためのツールです。ドラッグ&ドロップによる直感的な操作で、タスクのスケジュール変更や進捗状況の確認が可能です。レコードの追加・編集・複製・詳細確認が、ガントチャート上で簡単に行え、画面遷移なしでの迅速な対応が可能です。また、工程別や優先度別に色分け表示することで、視覚的にスケジュールを把握できます。

③ レポトン

kintone内のデータを元に、自動でレポートを生成できるプラグインです。定期的な報告や進捗レポート作成を自動化することで、手作業を大幅に削減できます。テンプレート設定後、クリック一つでレポートを出力できるため、ヒューマンエラーを防止し、報告業務の負担を軽減します。データ活用のスピードも向上し、業務効率化に貢献します。

④ krewSheet

kintoneのデータをExcelライクな操作性で編集・管理できるプラグインです。普段Excelを使い慣れたユーザーでも直感的に操作でき、複数レコードの一括編集やフィルタ操作が簡単に行えます。大量データの処理や更新も短時間で行えるため、データ更新頻度が高い業務で大きな効果を発揮します。

⑤ キンコン

勤怠管理・交通費精算を効率化できるプラグインです。ICカードを使った出退勤打刻や交通費データの自動取り込みが可能で、手入力ミスや申請の手間を大幅に削減できます。kintone上で勤怠と経費の一元管理が実現でき、集計や承認フローもスムーズに進行します。リモートワークにも対応し、企業の働き方に柔軟にフィットするのが特徴です。

このように、各プラグインはそれぞれの業務ニーズに特化しており、導入することで業務の効率化や生産性向上が期待できます。プラグインをうまく活用して、kintoneのポテンシャルを最大限に引き出しましょう!

まとめ

kintoneの標準機能だけでは実現が難しい業務改善も、有料プラグインを活用すれば、驚くほど低コストで短期間に実現可能です。重要なのは、「便利そうだから」ではなく、現場の課題に直接結びつく解決策としてプラグインを選定することです。現場担当者とプロジェクトマネージャーの両方にとって、使いやすさと運用のしやすさが両立するものを選ぶことが成功のカギとなります。

導入前には、複数のプラグインを実際に試用して、業務フローにどれだけ適合するかを比較検討することをおすすめします。最適なプラグインを見つけることで、kintoneのポテンシャルを最大限に引き出し、プロジェクトは次のステージへと進化します。業務の質やスピードは、プラグインの選び方次第で大きく変わります!

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